PEC-S20 IPCE 測定装置のご紹介 |
PEC-S20 IPCE測定装置のコンセプト |
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マスク不要のIPCE測定
→セル面積の規定ではなく、光量(光子数)の既定による測定 |
● | 電源・本体一体型による設置スペースの削減 |
● | 光ファイバ“接射”方式による簡便測定の実現 →セル面積による補正が必要なく、データ処理が簡便に。 |
● | アクロマートレンズによる集光方式で、2mm角、1mm角の小面積セルの短絡電流密度計測に最適 (オプション) |
IPCEスペクトルの測定の目的 |
● | 光電変換素子の分光感度の測定 |
● | 基準太陽光照射下における短絡電流密度の予測 - セル受光面積が小さいと、遮光マスク等で照射面積を既定することが難しい |
IPCEスペクトルとは、光電変換素子における各波長の照射光子数(光量)に対する 出力の電子数(電流)の比を、波長ごとにプロットしたものである。 | |
図 IPCEスペクトルとソーラーシミュレータのスペクトルの例 |
マスクの有り無しによる 短絡電流密度の誤差(1) |
短絡電流密度の計算においては、セル面積が重要。 マスクをつけない場合、周囲からの回り込みの光の影響は大きい。 特に、小面積セルになればなるほど、影響は大きくなる。 |
マスクの有り無しによる 短絡電流密度の誤差(2) TiO2膜 5mm x 5mm セル |
光ファイバ接射方式(PEC-S20) による照射方法 |
ファイバ先端からでる光をすべてセルに入射させる。 入射光子数に対する、出力の電流値を計測する、というコンセプト → セル面積による補正が必要ない。 |
PEC-S20の IPCEスペクトルの測定方法 |
PEC-S20で測定した IPCEスペクトルとI-Vカーブの比較 |
ソーラーシミュレータのスペクトル、または、基準太陽光スペクトルと、IPCEスペクトルから、短絡電流値を計算。 |
有機薄膜太陽電池用IPCE測定装置 アクロマートレンズ光学系(オプション) |
アクロマートレンズ集光系による照射 シリコンセルへの照射の様子 |
いつも同じサイズの遮光マスクを作るには? パンチの利用 |
・ | 実際の実験では、遮光マスクをつけないことも多い。 |
・ | 遮光マスク自体も、電解液等で汚れたりする消耗品である。 |
・ | 金属プレート製のマスクは、自作することは困難。 |
・ | 身近な材料でマスクを作る → 不要になった黒色フロッピーディスクのカバー + 穴あけパンチ |
PEC-S20型 の光ファイバの外径は、5.5mm。
→ 穴あけパンチの穴のサイズと同じ |
いらなくなった黒いフロッピーディスクのプラスチックに 穴あけパンチで穴をあけると、マスク兼ライトガイドを自作できる。 |
*一般的な穴あけパンチは、6mmと5.5mmの二種類があります。 |
PEC-S20 構成例 |
A.標準型 |
PEC-S20(標準型) |
B.ロックインアンプ AC測定対応型 |
PEC-S20(標準型)
+ チョッパーユニット + ロックインアンプ |
C.ロックインアンプ ホワイトバイアスAC測定対応型 |
PEC-S20(標準型)
+ チョッパーユニット + ロックインアンプ + ホワイトバイアス対応2分岐ファイバ |
D.Keithley 2400対応型 DC測定 |
PEC-S20(標準型)
+ Keithley 2400ソースメータ |
E.1mmφ集光光学系型 DC測定 |
PEC-S20(標準型)
+ アクロマートレンズ光学系 |
F.1mmφ集光光学系型 DC測定Keithley2400 |
PEC-S20(標準型)
+ アクロマートレンズ光学系 + Keithley2400 |