プラスチック色素増感太陽電池(基本編)を作ってみよう(写真図解版)
色素増感太陽電池の作り方
12、オルゴールを鳴らしてみる。
テスターを持っている人は、電池一枚でも、発電をしていることをたしかめてみましょう。
下の写真のテスターは、2100円で買いましたが、電流、電圧、抵抗を測ることができます。
テスターは、乾電池のチェックにも使えるので、一家に1つ持っていてもよいかもしれません。
さて、オルゴールを鳴らしてみます。
オルゴールを鳴らすには、3つの電池を用意します。
色素増感太陽電池のマイナス極(酸化チタンがついている透明電極)とプラス極(ステンレス板の集電シールを貼った部分)
を重ねます。
上の写真のように重ねて、クリップで固定します。
このときも、クリップを挟む位置は、セロハンテープの上です。
短絡(ショート)しないように気をつけましょう。
逆側も同じようにクリップではさみます。
これで、いちおう完成です。
それでは、いよいよオルゴールを鳴らしてみましょう。
みの虫クリップを使って、オルゴールと色素増感太陽電池をつなぎます。
赤い線は、色素増感太陽電池のプラス極(ステンレス板)側につなぎます。
これで、接続は完成です。これで、オルゴールが鳴ればラッキーなのですが、ちょっと難しいかな。。。
外で太陽がでていれば、太陽にかざしてみましょう。音が聞こえてくるでしょうか?
屋内の場合は、デスクスタンドにかざしてみましょう。
かすかに、オルゴールから音がなるでしょうか。耳をすませて聞いてみてください。
「あっ、音が鳴ってるけど、、、がんばれがんばれっ」
という音が聞こえてくるでしょうか?
音が聞こえてくれば、光エネルギーを電気エネルギーに変換できる太陽電池を、自分の手で作ることができた。ということになります。
色素増感太陽電池の基本的な作り方は、わかりましたでしょうか?
せっかの実験キットなので、もう少し実験をつづけてみましょう。
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